「ヘルパー2級」
正式には「ホームヘルパー2級」これは、私が初めて取得した
福祉系の資格です。
取得の経緯としては、少し嫌な思い出になるのですが
就職活動に行き詰まり、職業安定所に通っていたころに
職業訓練というかたちで紹介されたことがきっかけです。
もともと人の役に立ちたい、そういった、今振り返ると
たいした思いや、ビジョンを持たないまま就職活動を
していたことが就職の失敗の原因だったのだと、反省すべき
ところではありますが、福祉の仕事に出会い、それを生業と
することで今は充実しています。
さて、「ホームヘルパー2級」いわゆるヘルパー2級という
資格は現在は存在していません。
正確に言うと、名称が変更となり現在は、
「初任者研修」という呼び名となっています。
平成25年4月の介護保険法改正によるもので、
目的としては「介護職において優秀な人材をより多く育成する。」
といったものであり、これは、もう目の前まできている
2025年問題が大きく関係しています。
介護をするものが多く必要とされる中、ただ人数を増やすだけでは
介護のサービスの質の担保ができず、そこでかんがえられたのが
介護のキャリアパスです。
このような段階を踏んで介護職員として知識・スキルを
高める仕組みを作ることでサービスの質を落とすことなく
また、働く者のモチベーションにもなるということです。
介護の基礎知識の取得、介護の仕事をしない方についても
これからの時代、地域で福祉のサービスを完結させようという
流れになってきていることもあり、興味がある人はぜひ
「初任者研修」を受講していただきたいものです。