「実務者研修」
「実務者研修」正式名称:介護福祉士実務者研修
2013(平成25)年、介護職の質の向上を図るため、従来よりあった
「ホームヘルパー1級」、「介護職員基礎研修」が一本化され、実践的な
知識と技術の習得を目的に作られた。
私自身もキャリアアップ、介護資格のステップアップを目的として受講。
働きながら介護の国家資格である介護福祉士を目指すには3年の実務経験
+「実務者研修」の修了が必須となったからでもある。
受講料は開講している場所により異なるが約10~20万円と決して
安い金額ではないが、後の介護福祉士の合格を機に年収アップが望めると
考えると半年という時間を要するが自己投資という観点でも必須の資格で
あると考える。
勤め先の制度にもよるが、資格取得制度が整備されている企業では受講費
が半額~全額負担をしてくれる場合もあるので勤め先の上司への相談も忘
れてはいけないことである。
私自身も全額を勤め先が負担してくれたおかげで、金銭的に不安を持つこ
となく受講をすることができた。また、受講についても週1回程度の通い
であったということでシフトの調整が容易であり他職員への負担も少なく
資格の取得を目指すことができた。
介護職員の質の向上を目的としているということで、これまで現場で学ん
できた知識、技術の再確認をする場としてもとても有意義な時間を過ごす
ことができたとも感じ、実践を踏まえた介護技術の演習では、普段は何気
なく実践していた移乗も「どうしてこのように行うのか。」を根拠をもっ
て説明ができるような学びも多くあった。
「エビデンス(根拠)を持った介護」が大切であると日々感じていたため
今後、介護従事者として働くうえでとても良い学びとなった。そして「実
務者研修」の目的である介護職員の質の向上という目的についても達成が
できたのではないかと思う。
「実務者研修」の修了がゴールではなくその先の「介護福祉士」合格に向
けさらに学びを深めていきたいと思う。